芝居の後に残るものは…

演劇は「演る人」「観る人」がいて、
はじめて成り立ちます。
演じる方がいくら熱のある芝居をしたとしても、
観る人がいなければ演劇は成り立たないのです。

そして、観終わった人が、
余韻に浸ったり、
いろいろと疑問に感じたり、
ああだこうだと批判したりして、
そうしてはじめて、お芝居の終演を迎えるのだと思います。

『芝居の後に残るものは、気の利いたセリフと、口ずさめる歌くらいなもの』
と先達が言われました。

私は今まで観たほとんどの舞台を覚えていません。
だけど、初めて観に行った舞台を今でも覚えています。
大好きな舞台の場面、セリフ、歌はいまだに覚えています。
散々だった舞台もなぜか微かに覚えています。
耳に残り、目に焼き付き、口ずさめる。

ムチャクチャ笑った…
感動した…
グサッときた…
文学的に弱いなぁ…
意味がわからない…
不愉快…
違うだろぉ…

…その後、なにを感じるか、なにを感じたか。
お芝居自体の終演を迎えても、
お客様の終演はこの先いつまでも続くこと。
そうあってほしい、そう信じて。

おおいに笑ってください。
いっぱい楽しんで下さい。
存分に批判して下さい。
いろいろ考えてみて下さい。

それが、お芝居の醍醐味でもあります。

「カルメン、オレじゃダメなのか…」
初日、無事終了しました。
ご来場のお客様、本当にありがとうございました。
笑いも多く、大変好評でなによりです。

本日も、19:30から、せんがわ劇場にて。

久次米 健太郎