「異邦人〜エトランジェ〜」終了しました。

ご来場頂きました皆様、本当にありがとうございました。

終演後のご感想、アンケート、WEB等での批評など高評価を頂き、嬉しい限りです。

原作を基に、
宣伝美術…音楽…歌…効果音…舞台装置…照明…
そして出演者が織りなした最高の作品だと自負しております。

初日にも書きましたが、
主人公の死生観は、現代の私たちにも共通する世界だとの認識で、
原作のディテールをいかに表現出来るかを追求した稽古でした。

ひとつひとつの演出に
出演者全員が真正面から取り組んでくれました。

目が皺で隠れた頬をしゃぶり首を振る老人たち
水中を戯れるムルソーとマリイ
なにも変わらぬバルコニーでの一日
走るムルソーと友人セレスト
映画館
眩しい太陽
そして包み込む音楽と合唱
それらの場面をスムーズに転換する手法

これらすべて5月から始まったワークショップでの
出演者のアイデアから発想したものでした。

みんながアイデアを出し合い、試し、創り、削ぎ落とす。
稽古場での創作が実に楽しいひとときでした。

反面、様々な不運にも見舞われました。
病気やケガが続き、
通し稽古もまともに出来ない状況が続きました。
それでも出演者たちは、あきらめなかった。
出演者の回復を願い、
待っている間にも出来ることを着実に進めてくれました。

なによりも今回、
ケガにより途中降板となった坂下しのぶには、
早く回復して欲しいと切に願っている。
自分のためにも、頑張った共演者のためにも。

終演後、
久々に、感動的な打ち上げになりました。
寄る年波か、涙もろくなっている。

再演の要望も既に多く、
また、このメンバーと共に芝居がしたい。
そう思える作品でした。

久次米 健太郎