「異邦人〜エトランジェ〜」初日

シンクロナイズ・プロデュース 次への回路#3
「異邦人〜エトランジェ〜」

初日終了しました。

たくさんのお客様にご来場いただきまして誠にありがとうございます。

原作を
お読みになられた方、お読みになっていない方、
また、シンクロナイズをいままでに
観ていただいたことのある方、初めてご覧になる方、
ご感想も様々で、

「面白い」「美しい」「集中した」
「悲しい」「難しい」「長い」
「よくわかった」「よくわからない」…などなど。

わたし自身、放ったらかしにしていた不条理の構造は、
まさに上演の舞台と客席の隙間に存在するのだと、
認識した次第です。

そう、すべてが事実であり、また、すべてが事実でない。
反問し煩悶する作品なのでしょう。

ムルソーが最後に語ります。
(作品では、周囲の人々が歌います)


優しさに 満ち足りた
世界の 無関心

孤独では ないことを
最果てに 望みし

静かに 叫んで…


無関心の優しさって?
最果ては孤独なものでは?
静かに叫べるのか?

この矛盾が矛盾でないと思える矛盾。
私はここに不条理のもつ現代性(今)を感じるのです。

ご来場いただきました皆様に、重ねて感謝申し上げます。
また、これからご来場になる皆様、どうぞ宜しくお願い致します。


演出家 久次米 健太郎