Vol.10「全員が発明家」(しま まなぶ)

shima_photo2シンクロナイズ・プロデュースの舞台作りは、
「新たな表現の発明」
なんですね。
今回初めて参加させていただいて、そんな風に感じています。
演出の久次米さんが先導して、役者たち全員で新たな表現方法を探っていく。
役者全員が発明家にならないといけない。
日々の稽古はとても楽しくて刺激的です。

舞台ならではの、舞台でしかできない表現があると思うし、
またそれをやらなければ舞台をやる意味が無い。
お客さんには、舞台って面白いなぁと思っていただくのです!

原作の「異邦人」には、面白い情景描写がたくさん出てきます。
そのどれもが物語から外すことのできない重要な場面ばかりに思えます。
海、アパートの部屋、老いぼれた犬、バルコニーから眺める通りの人々、砂浜、法廷、ギラギラした太陽!…。

小劇場という空間に、これらの風景や人々をどうやって次々と出現させるのか。
みんなが考えます。
ああしてみよう、こうしてみよう。稽古場が、ポジティブな空気につつまれ、楽しい実験室となります。
こうして、面白く仕上がるであろう各シーンは、パズルのピースみたいな物。
各ピースがそろって、それを繋いで、やっと台本が完成…う〜ん、時間かか りますね。
しかしこの過程が面白い!苦しいけれど面白いのです。
本番直前までかかっても、より面白い場面を作っていきたいものです。
段取りを頭に入れるのは大変でしょうけれど。

20090814_photo写真は、稽古終了後の若者二人の姿。
(※左、酸欠の高橋くん 右、汗だくの柿崎くん)
いやー、走った走った!
狭い舞台を走り、そして追いかける!
果たして面白いシーンに成り得るのか…
おもしろくなりそうですよ!
練習はしんどいけれどね。

若者よ!体力勝負のシーンは君たちが頑張ってくれー!まかせたぞー!

そう言っているわたしは最年長!

でも実は、体力にはけっこう自信があるのです。
ストレッチや腹筋、背筋、腕立て伏せ。
こんな風に鍛えるのも久しぶりですが、まだまだきつくはありません。
身体は喜んでいる様子♪

ってなこと言って油断して怪我をしないように、謙虚な姿勢で、稽古に励みます。

しま まなぶ でした。