世田谷区民演劇「三人姉妹」稽古秒読!

残すところ、あと5回の稽古。
繰り返しますが、稽古は土日祝しかないものですから、
その後は劇場入りとなります。

5…4…3…2…1…
そう、秒読み段階に入ったわけです。

さて、私、稽古でよく「若干」という言葉を使います。
これ、随分重宝します。

若干、上手へ!
若干、早めて!
若干、強い!
若干、間が欲しい!

「干す」という字を、一と十に分けて、
『一の若(ごと)く、十の若(ごと)し』と曖昧な状態や数量を示し、
要は、「いくらか。多少。」の意味を表します。

この「若干」。
言葉では表せない何かであって、感覚です。
みな、物差しが違うのですから、
感覚は、共通分母がないと歩み寄れないのです。

出演者が若干の感覚に対応している。
昨日の稽古でそう思いました。
共通分母が、少しはできたなか。

段取り、真正面、直角、棒立ち、インテンポ、一致…
面白くないから、あえて避けます。

若干角度を変え、若干移動し、若干間を外し、若干言葉と動きをずらす。
高度です。秒読み、最終局面です。

けれど、対応している。
スゴい! 少し感動です。
芝居は芝居になろうとする。

感動のあまり、時間を計るストップウォッチ押すのを忘れました。
感動のあまり、後半のダメを取るの忘れました。

演出家、若干心配ですな。