世田谷区民演劇「三人姉妹」稽古駄目!

始めに。

「稽古駄目」とは、稽古がダメじゃーん!ということではなく、
稽古に駄目がイッパイ出てきた!という喜ばしい現状の意味です。

駄目とは…
元来、囲碁の用語らしい。
どちらの陣地でもない意味のない場所に碁を打つこと。(ツマまらない場所)
相手に取られるとわかっている場所に碁を打つこと。(イキてない場所)
どちらも終盤に差し掛かった局面での言葉。

なるほど。

漢字で書くとツマるは「詰まる」
空間が埋まる、論理が成り立つ、納得する。
ってな感じでしょうか。

一方イキるは、
「生き」言葉通り生命力
「活き」みずみずしい、ぴちぴち、新鮮
「意気」気立て、気前、積極的な気持ち
「粋」身なりがスマート、色気
「息」呼吸、つまり吸うこと吐くこと
「勢」圧倒、元気、エネルギー

これはたくさんありますなぁ。

「イキてない!イキがない!」
これ、すべてを網羅する究極の駄目だし。
どれかに当てはまるからすべてが解決する。

「間を取ってください」
「ここで移動してください」
「語尾を上げないでください」
「もっと大きく」
「振り向いてから」

こういう演出家の細かい駄目だしは、すべて現象なのです。
本質は「ツマって」いるか「イキて」いるかの判断。

こういう駄目だし。
終盤に差し掛かったということですね。

簡単に言うねえ、演出家さん。

どうやら、演じ手はその駄目だしに
「息詰まり、行き詰まる」ってところですか。

おあとがよろしいようで…