Vol.41 あえて、ね。

台本は全て頭に入っていると、
自宅の神棚に台本を置いて稽古場に現れた
早川です。

昨日の通し稽古を踏まえて、各シーン毎に稽古。
そして夕刻からは通し稽古…。

始まる前に演出家から一言。
今までの稽古の積み重ねだけど、試したいことがあったら今やっておけ。
とにかく気持ちが落ちるぐらいだったらやり過ぎたほうがいい。

全員の気持ちが前のめりになったことが、今回は良くない方向に出てしまったようです。

テンションを上げようと体が硬直し、独り相撲。
力ずくで余裕のない、窮屈で退屈な通し稽古になってしまった。

ダメ出しもらう前からみんな自覚して反省しきり。

でもこれでいいんです。
この失敗が本番に生きるんです。

劇場に入ると、空間は拡がり、照明が入り、音楽が入り、
否が応にも気持ちが高まります。暴走しそうになります。
今日のこの感覚を忘れず、教訓として本番を迎えることができればいいんです。

かく言う私も惨憺たるものでした。
でも今日はこれで良かったんです。あえて、ね。

あとでそう振り返ることができるよう
今夜はしっかり台本と向き合おうと思います。
0919
メイク中の某女優さん。
役柄と自身とのギャップに日々格闘中。


早川 毅