チェーホフが好きだ。

世田谷区民上演からちょうど一週間。
体力も回復し、そろそろ次回作モードに突入である。
ほっと息がつけない。

昨日は、世田谷区民上演グループBの「東京ループ」を拝見。
グループBは、本多劇場の大岩正弘さんが演出する。

出演者を決めてから、オリジナル作品を書き下ろす(大岩真理さん作)がグループB。
あて書きとはいえ、その苦労といったら尋常じゃない、と察する。

少数精鋭・小空間の劇空間は、観客に伝わりやすい反面、誤魔化しもきかない。
が、出演者は個性を十分に発揮し、質の高い劇空間を提供していた。

グループAもそうだけれど、区民(アマチュア)が参加するこの上演グループは、発表会の域をはるかに超えている。
新参者の私は、20回続いている歴史と継続の素晴らしさをあらためて感じた次第である。

終演後、大岩さんにご挨拶。
「世田谷区民、恐るべしですね。」
まさに出演者みなさん俳優でした、とその旨お伝えした。
「グループAも過去最高の出来だというウワサですよ。」
大岩さんから労いのお言葉。

ウワサでも方便でも嬉しい。

一週間経って思うこと。
恩師の影響もあってか、チェーホフが好きだ。
今回の公演で、また好きになった。
次は10年後かな、チェーホフ。大切に引き出しにしまっておこう。
※そう言っておいて、来年シンクロナイズでチェーホフをやってたりすることがよくある。

今回の世田谷区民の参加者だったからこそ成立した、グループAの「三人姉妹」もオリジナル作品のようなものです。

そうそう、
お客様から、挿入曲の歌詞を知りたいとリクエストが多いので、ここに記します。

「三人姉妹のワルツ」〈一幕〉

作詞:久次米健太郎/作曲:鼓代涼
編曲:東城裕之

夢から覚めない夢を見続けて
過ぎ去る昨日を後悔しない人生を
さよなら過去の日
今日はもう別の日
明日は素敵な未来がきっとあるはずさ
らららららら…

「シェリーのスキャット」〈二幕〉

(同上)

悲しいな 嬉しいな 哀しいな
寂しいな 楽しいな 淋しいな
反面 反対 反問
レロラリル ルレラリロ リルレロラ
ラレリルロ ロレリロレ ルルレロリ
爛々 凛々 恋々
ダバダバダ ダバダバダ…

「いつも」〈四幕〉

(同上)

いつもと変わらない 繰り返し日々
ほんの少しの 幸せさがして
窓を開いて 遠く空を見つめて
悲しみの消える日を だから
いつも いつでも 前を向きましょ
いつも いつでも 笑顔でいましょ
いつも いつでも 夢を見ましょ
明日は今日とは別のストーリー
きっとわかる きっとわかる
そう願って…

うん、たいした詞じゃありませんね。
お恥ずかしい限りです。

「芝居が終わって残るものは、好みのセリフと時々口をついで出てくる歌ぐらいのもの。」
チェーホフが好きだった恩師の言葉が今よみがえる。

私はいまだに出演者のコバさんがつくった「二人は若い」「カチューシャ」「日曜日」の替え歌のほうが口をついで出てくる。